こんにちは!
丸信ホーム上田本店です😆
今日は、ピンホールについてお話していこうと思います❗
「ピンホール」とは?
針でついたほどの小さな穴という意味で、この写真のように外壁にピンホールができることがあります。塗装工事が終わった後に発生する、施工不良の一種です。
穴が1つや2つで分からないほどの少ない場合は問題もありませんが、密集して沢山できていたり、100個ほどのピンホールができていると問題です。
また、美観が悪くなるだけではなく、外壁そのものが劣化しやすくなってしまいます。
ピンホールの数が多かったり、1つあたりの穴が大きい場合は、そこから雨や結露などの水分が塗膜の裏に入り込んでしまいます。そして、この水分が冬などの寒い季節に凍って膨張してしまうと、塗膜が剥がれる恐れがあります。
原因🤔
1⃣塗装時の気温が塗装に不適切だった
気温5度以下になると塗料が乾燥しにくく、外壁材や屋根材などの塗装面と塗料の密着が悪くなり、塗装面と塗料の間に空気が入ってしまいます。
また、下・中塗りがしっかり乾燥しないままで上塗りすると、中に閉じ込められた水分が逃げようします。
2⃣下塗り・中塗り時の塗料の乾燥時間が短い
気温が5度以上だとしても、メーカーが定める塗料の乾燥時間を守らないと、塗装面と塗料の密着が悪くなります。塗装面と塗料の間に空気が入ってしまいます。
3⃣元々の下地に巣穴が発生していた
既に巣穴(空気が溜まりやすい穴)が多数発生している状態で塗装をすると、塗装後に巣穴からその中の空気が抜けて、ピンホールの発生原因になってしまいます。巣穴がある場合は、下地処理をしっかり行い対策する必要があります。
4⃣塗膜の厚みが不適切
乾燥時間との兼ね合いもありますが、下塗りや中塗りの塗膜が厚すぎると、塗膜の表面だけが乾燥していて塗膜内部はまだ乾燥していない状態のになることがあります。
その場合も、上塗りの密着が悪くなり、ピンホールの発生原因になります。
5⃣塗料の希釈量がきちんと守られていない
塗料には、水やシンナーなどを混ぜてから使うタイプもあります。混ぜる量を希釈量といい、メーカーで定められています。
希釈量が多いと、塗料自体が薄くなってしまい、密着する成分も薄くなり密着不良で空気が入りやすい状態になってしまいます。逆に、希釈量が少ないと粘度が強くなりすぎます。どちらの場合もピンホールの原因になります。
6⃣塗装道具の選定が不適切
塗装をする際にローラーや刷毛、スプレーガン等の道具を使いますが、その扱い方や道具の選定ミスをするとピンホールの原因となります。
7⃣塗料の中に不純物が混入してしまう
塗装するときに、外壁や屋根材などの塗装面に水分や油、ゴミなどが付着していると、塗料にも不純物が混入して密着が悪くなり、ピンホール発生の原因になってしまいます。
ピンホールを防ぐ為にも、高圧洗浄などで塗装面を綺麗にしてから塗装することが重要です。
補修方法🔧
症状が軽度で小さな穴がプツプツと出来ている程度であれば、ペーパーなどで表面をならして再塗装することで処置が可能です。
状態が酷く、大きな穴が出来ている場合は、一度塗装を剥がして最初から塗装をやり直す必要があります。
以上がピンホールについてでした✨
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